ネイルのお悩みで意外に多い爪を噛む癖を克服しよう

きれいなネイルをしたいけれど、自分の爪が……と悩む人は多くいます。形や強さのような元々の爪の質に悩むだけでなく、癖に困っている人もいます。無意識にしてしまう癖で困るのが爪を噛む癖。きれいなネイルのために、ついやってしまう爪を噛む癖を克服しましょう。

■ネイルが決まらないボロボロ爪、爪を噛む癖を治したい
爪を噛む癖をなかなか治すことができない！という人の一番の悩みは、その見た目ではないでしょうか。爪を噛んでいる姿も美しくないのですが、何より爪そのものがボロボロになってしまいます。噛んだ部分から爪が割れてしまうこともありますし、剥がれて二枚爪になってしまうこともあります。また、噛むことで爪が削れて短くなりすぎてしまったり、元々の爪の形が変形したりすることも考えられます。このような爪の状態は、ネイルアートにも大きなデメリットです。ネイルアートを楽しみたいと思ってもボロボロ爪のために決まらず、せっかくのネイルが台無しになってしまうこともあります。きれいなネイルの実現には健康的で美しい爪が不可欠ですので、爪を噛む癖を治したいと思ってはいるものの、なかなか治すことができずに困っている人もいるのではないでしょうか。

■無意識に爪を噛んでしまう理由とは？
爪を噛む癖がついてしまう理由は、大人と子どもで少し違います。子どもの場合、免疫をつけるために手や指を口に入れることは本能です。爪噛みについてはその延長と言われる場合もあります。一方で、愛情不足などによる心理的な不安によるものとも言われています。この心理的な不安は、大人と共通している爪を噛む癖の原因です。赤ちゃんの指しゃぶりのように、唇に何か当たっていると安心感を得る傾向にあります。爪や指に限らず、煙草をやめたいと思っていても口寂しくて吸ってしまうという心理も、唇に煙草が当たっていることで安心感があり、手放すことで不安を覚えることが理由となっています。
心理的な不安はストレスによって引き起こされる傾向にあります。他にもいらだちや情緒不安定も原因です。このように、爪を噛む癖は単なる行動の問題だけでなく、メンタル面に原因がある場合があるのです。

■爪を噛む癖を直して美ネイルに
無意識にやってしまう爪を噛む癖を治す方法はいくつかあります。物理的に噛まないようにする対策は、マニキュアを塗る方法が有効です。マニキュアを塗ることで、爪を噛む時に異物を認識できるので、徐々に爪を噛むことが減っていきます。噛んだ時に違和感を持たせることが重要なので、マニキュアだけでなく、絆創膏で爪を覆ったり、辛味や苦味があるものを塗ったりすることでも代用できます。
習慣的な矯正をしてもなかなかやめられない場合には、カウンセリングを受けるのもひとつの方法です。爪を噛む原因となっている精神状態を把握してメンタルケアを行うことで、爪を噛む癖が改善します。なかなかやめられない人は物理的なケアと心理的なケアの両方からアプローチしてみるといいでしょう。
また、ネイルサロンでも自爪へのケアをしてくれるサロンがあります。深爪矯正や爪噛み対策を掲げているサロンがおすすめですが、プロのネイリストは爪の専門家でもあるので、医療行為以外のケアであれば、爪に関する悩みも対応してもらえるところが多くあります。セルフケアでは満足できない時は、ネイルサロンに足を運んでみましょう。ネイルサロンにおける深爪や爪を噛む癖によって短く傷んだ爪のケアは、スカルプチュアを装着する方法がスタンダードです。スカルプチュアとは人工爪の一種で、アクリルやジェルにより自爪の上から補強します。長さを出すことも可能なので、自爪を伸ばしながら、ネイルを楽しめます。
人工爪で自爪を覆うため、物理的に爪を噛めなくなります。
オフにはやすりで削るか薬剤を使いますが、自分で無理にやろうとするとかえって爪を傷める原因にもなってしまいますので、オフはネイルサロンでやってもらうほうがよいでしょう。自爪やケアに不安がある時には、あらかじめネイリストに相談しておきましょう。

小さい頃からの癖だからと諦めていた爪を噛む癖は、工夫やプロのケアで改善できます。特にサロンでのケアはネイルアートの施術を行うプロによるケアなので、爪を噛む癖が治ってきれいな爪になったらどんなネイルアートを楽しもうかということまで考えられ、より癖の改善に役立つかもしれません。爪を噛む癖があるからと諦めていた人も、プロに相談することで、美しいネイルへと一歩近づけます。