年末年始のイベントに！ セルフでできる和紙ネイルのやり方

大みそかにお正月。年末年始には和のイベントやお出かけが多いシーズンです。着物を着るにしても洋服にしても、指先にも少し和のテイストを加えたくなるこの時期。ネイルサロンだけでなく、セルフでも簡単に和柄のネイルができることをご存じですか？　今回ご紹介する和紙ネイルなら、簡単に和のデザインが楽しめます。この機会に、和紙ネイルのやり方をぜひ覚えてみてください！

■和装に似合う和紙模様のネイルがおしゃれ
着物を着てネイルをするなら、やはりネイルは和のネイルがおすすめです。一口に和のネイルといっても、みやびなものからほっこりはんなり柄までバリエーションは豊富。どのようなデザインにしようか、悩んだときに役立つのが和紙です。和紙のなかでも、伝統的な柄が印刷された千代紙は柄も豊富でネイルにぴったりです。
また、薄くすいた無地やむら染めの和紙も繊維模様が美しく、クリアネイルに閉じ込めると、上品な透け感が出て、ナチュラルネイル派にもなじみやすいデザインになります。薄手の和紙はちぎったときのけば立ちを利用したネイルや、重ねて透け感を楽しむデザインのネイルも作れます。どちらの和紙も文具店や書道用品店、手芸店などで販売されています。最近では100円ショップなどでも和紙模様をプリントした折り紙を取り扱っています。

■柄の和紙を使って切って貼るだけの簡単ネイル
和紙ネイルをセルフで行う方法はとても簡単！　基本はベースの上に切った和紙を貼り、トップコートで固めるだけです。和紙を使ったデザインとやり方をいくつかご紹介しましょう。

まず、和紙をネイルシールのような感覚で使う方法です。花や手まりのような和のモチーフがある和紙を用意し、そのモチーフ部分をカットします。あとはカットしたモチーフを好きなようにネイルに貼るだけ！　この方法なら、絵を描くことが苦手な人でも、好きな和柄模様のネイルをセルフで簡単に作れます。また、和紙をブロッキングやフレンチデザインに使用しても凝ったデザインに仕上げることができます。それぞれのデザインで使用する形に和紙をカットし、ネイルに貼りましょう。ベースに塗ったネイルが乾く前に和紙を置いて、最後にトップコートを塗ればOKです。

そのほかにも、和紙を好きな形にカットして散らすデザインもあります。細くカットした和紙を並べて模様にしたり、ランダムに散らしたり、四角い小さな和紙をカットし、色や柄を組み合わせて爪に貼っていくデザインも魅力的です。

また、和紙ネイルをするうえで便利なアイテムがマスキングテープです。マスキングテープには粘着力があるので、和紙柄のマスキングテープを使えばさらに簡単に和紙ネイルができます。和柄以外のマスキングテープでも、和紙ネイルに使用できるものもあります。例えば、メタリックな金銀のテープは和柄と相性がよく、和紙と合わせて使うとゴージャス感を増すデザインになります。

■セルフで描く和紙柄ネイル
和紙の柄のなかには、花や手まりなどのモチーフを描いた柄とパターン化している柄があります。このような和紙や布で定番の伝統的なパターンのなかには、和紙を使わなくても和紙のようなネイルを描くことができる柄があります。代表的な柄をいくつかご紹介しましょう。

・麻の葉：麻をモチーフにした幾何模様。三角形を組み合わせて六角形のなかに六芒星（ろくぼうせい）が上がっているデザインです。直線だけでできるので、細筆で描いたり、細く切ったラインテープで作ったりすることができるデザインです。
・市松模様：2色の正方形が交互に並んだチェス盤のような模様。マスキングを使ったブロッキングの手法で簡単に自作できます。紅白の配色にすることで、和紙ネイルらしさを出すことができます。
・鹿（か）の子：小さなまだらが斜めに交差するように並んだ模様。まだらのひとつひとつに小さな抜き穴が入っているのも特徴です。厳密な形ではないため、筆先でまだら部分を書いたあと、点を打っていけば手軽に仕上がります。

いかがでしたか？　着物を着たときやおでかけのときなど、やりたいときにセルフでできたらおしゃれの幅が広がる和紙ネイル。和紙が持つ質感や柄、組み合わせでできるデザインは和装にも洋装にも合わせることができます。古風にはんなりしたデザインやみやびなデザイン、モダンなデザインなど、いろいろなデザインに挑戦してみてくださいね。